Google Homeアプリのショートカットを応用する
Google Homeアプリの「ショートカット機能」を使うと、あるフレーズを、別のフレーズに置き換えることができる。
例えば、「Eテレ」というフレーズを「チャンネル2番」というフレーズに置き換えるショートカットを作ったとする。すると、「OK Google Eテレ」と話しかけた場合には、「OK Google チャンネル2番」と話しかけたのと同じように扱われるので、テレビのチャンネルをNHK教育テレビに切り替えられるようになる。
チャンネル 1 〜 8 番までの 8 つの IFTTT アプレットを作るのは面倒だが、ショートカットなら8つ作るのも、さほど手間がかからない。
「Eテレ」を「チャンネル2番」に置き換えるショートカットの作り方を下図に示す。
https://gyazo.com/751a584dfd36c7016a77e70539c5e980
1. スマホの Google Home アプリを起動
2. 画面左上の ≡ を押して、メニューを開く
3. 「その他の設定」 → 「ショートカット」 → 「+」
4. 「次のように行った時...」にE テレを入力
キーボードで入力するよりも、音声で入力した方がよい
音声入力なら、Google Home に話しかけた場合と同じフレーズになる
音声で「いーてれ」と入力すると、Eとテレの間に (スペース)が入った
キーボードでEテレ(スペースなし)と入力したら、「いーてれ」と話しかけてもショートカットが無視された
5. 「Google アシスタントによる操作」に「チャンネル2番」を入力
6. 「保存」を押せば完成
ショートカットが完成したら、「OK Google、Eテレ」と話しかけて、テレビのチャンネルがEテレに切り替われば、完了。
他のチャンネルも、同じ要領でショートカットを作れば、「OK Google、NHK」や「OK Google テレ東」と話しかけて、チャンネルを切り替えることができるようになる。
ショートカットの優先度
Google Home アプリの「ショートカット機能」を使えば、Google Home にサポートされている音声コマンドよりも、ショートカットによる置き換えの方を優先させることができる。(2017年12月26日現在に動作を確認)
実際、ショートカットを作る前は、「OK Google、NHK」と話しかけたら NHK のニュースを再生するのが、元々の Google Home の振る舞いであった。
これに対して、「NHK」を「チャンネル1番」に置き換えるショートカットを作った後は、「OK Google、NHK」と話しかけると、テレビのチャンネルが NHK に切り替わるようになった。
つまり、音声コマンドよりも、ショートカットによる置き換えの方が、優先されていることが分かった。
この、ショートカットの高い優先度を応用すれば、自作の IFTTT アプレットのフレーズを優先的に Google Home に認識させられるので、色々と捗る。
2017/12/26
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